カイロプラクティック治療の方法
カイロプラクティック治療の手順
主として脊柱、骨盤、四肢などの関節に焦点を当てて、それらを解剖学的・生体力学的、神経学的観点から捕らえた機能的な構造異常を改善に導きます。
検査
カイロプラクティックの適応・禁忌の見極め、施術方法の選択を決定するために、次のような検査を必要に応じて行います。
- 口答による質問(病院の問診に相当)
- 筋力検査
- 姿勢検査
- 徒手検査(静的・動的)
- 体幹計測
サブラクセーションの判断
検査から得られた情報を元に、主訴や症状と関わりを持つ関節を検査し、適切なリスティングを決定します。
サブラクセーション
一般的に言われる「骨のずれ」を指します。 カイロプラクティックでは対象とすべき関節の異常をサブラクセーションという概念で捉えています。 サブラクセーションとは西洋医学でいう「亜脱臼」の意味ではなく、脊柱の椎骨の不整列と可動性減少による神経系に障害を起こしている状態と定義されています。
リスティング
「骨のずれ」がどのような状態であるかを示すものです。 隣接する関節間や椎骨間分節の動きの異常や方向を三次元的に表現したもので、これを決定することによってアジャスト(矯正)の対象や方向を決定します。 このリスティングの存在がカイロプラクティックの特徴で、一部の整体をはじめ無闇にポキポキと音を鳴らす療法とは大きく異なる点と言えます。
施術の方法
可動異常の関節に対してアジャストメント(矯正)がリスティングに基づいて行われます。
ポキッという音
アジャスト(矯正)がいつも「ポキッ」という音を出すわけではありません、またその音の有無は治療結果とは関係がありません。 アジャストによって関節が動くときに、関節包の中にある液体の圧力が変化します。その圧力の変化によって気泡が出来、その気泡がはじけるときに「ポキッ」という音が出る場合があります。 したがって、骨と骨がぶつかって起きるものではありません。
音の体に対する影響
音が生じることによって悪影響を及ぼしたという文献はありません。 しかし、例えば首を自分でポキッと鳴らすことが癖になっている人をたまに見かけます。 自分で音を出して鳴らせる関節というのはサブラクセーションとなっていない動いている関節であることが多く、動いている関節をさらに動かすわけですから、関節の動きすぎ(過可動性)に繋がって、長期的に見れば悪い結果となるでしょう。
結果の確認
- 関節に対する処置が正しく行われたかどうかを確認する。
- 患者さんの主訴や症状をもたらした諸要素が改善され、主訴や症状の軽減がなされかどうか確認する。
説明
初回時には「カイロプラクティック療法」について説明し、食事、姿勢管理、運動、体操療法等、必要な注意事項や尊守事項について提案します。
効果の現れ方
カイロプラクティックは自然治癒力を生かして、体の異常を回復させるものですから、治療後その場で必ず主訴や症状の改善が感じられると確約するものではありません。 異常を起こしていた関節に正しい処置が施されていれば、自然治癒力が正常に働き、徐々に症状が解消していくものです。
